令和6年度社労士試験に合格しました

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2024年10月2日、令和6年度の社労士試験の合格発表が行われました。

番号は、ありました!

試験終了後から一日千秋の思いでこの日を待っていて、自分の合格を知った時に泣きそうになりながら全身が揺さぶられるような高揚感に包まれたことを一生忘れないでしょう。

自分にとっても大きなチャレンジかつ思い入れのあるチャレンジだったため、振り返ってみようと思います。

受験のきっかけ

以前のエントリに書いていますが、今後公務員として仕事していく上で曲がりなりにも専門性と呼べる何かを得たかったんですよね。

そして、15年前の自分が諦めてしまったことに対し、だいぶ自分を取り巻く環境も変わった今、改めて挑戦しなおしたいと思ったのです。

12月から勉強を開始

2023年の12月、去年の行政書士試験が終わって少ししてから勉強を始めました。

自分の場合、14年前に受験していたこともあり、ほんの少しアドバンテージはありました。しかし、さすがに内容はほぼほぼ忘れているため、一般の基本書で独学という選択肢は取らず、フォーサイトさんの教材を使うことにしました。

12月~1月 テキスト読み

テキストが届いてからは通勤時間だけ、テキスト読みつつ、読み終えたらフォーサイトのアプリのマナブンで動画勉強という感じでした。

やっぱり内容を全然忘れてるし、理解できない論点も沢山あって「これは来年の夏に間に合うのか?」と少し不安になりながら勉強していました。

2月~4月 過去問一問一答に着手

この時期になるともうテキスト読みは2周くらい終えて、テキスト読んでもわからない論点だらけではありますが、過去問に着手し始めました。まずは試験に出る内容から押さえた上で、理解は過去問を通じてすればいいという感じでした。

ここから先は、LECの一問一答をメインに進めていくことになります。

5月~7月 ひたすら過去問

通勤時間は勉強、土日祝日も子供たちが昼寝中の時など可能な限り勉強をしていました。

なお4月頃から「勉強できる時間が通勤往復の2時間と土日祝日の子どもたちが昼寝してる1~2時間ではとてもじゃないが今年受からない…」と実感するほど過去問の理解に追いついていなかったため、朝活を始めました。5時前後に起きて、勉強と時々趣味のベースを弾く生活がゴールデンウィーク前から始まったんですよね。

記録に残すために、紙のカレンダーに起床時間と試験までの日時を手書きしていたんですが、今見返すと感慨深いものがあります。

子供に落書きされているw
よく頑張ったなと自分でも思う

ちなみに、試験までの残り日数を毎日手書きしていくのは自分の危機感をあおってくれるのでおススメです。

7月~直前期 直前対策と白書系

この時期はまだ教材の過去問が完璧でなかったので、勉強のベースは過去問をグルグル反復することに変わりはありませんでした。それに加えて、白書をはじめとした労一・社一対策もそろそろしないとまた足切りに泣く可能性が高いと自分の中でわかっていたので、重い腰を上げながらそれらの対策に時間を取り始めました。

ワイ
ワイ

統計の数字をはじめとする労一社一の対策って正直めっちゃ面白くないんですけど、蔑ろにすると選択式と択一式で足切りの可能性高まると過去の試験で実感していたのは今になって活きた気がします

あと過去に受験した際に、LECの山下先生の123がとても役に立ったことを覚えていたので今年もそれだけ課金しました。

過去の点数肢(点数となった選択肢)を集めて集約したものです。いわばそこからまた使いまわしで問題が出てくる可能性が高い内容のものばかりなので自分の足りないところを補うのに使わせてもらいました。(実際、これのおかげで本試験で4~5点は底上げしてくれたと思います。。。)

直前期

やる内容は変わらず、ただ圧倒的に時間が足りないことはわかっていたため、朝活にほぼ体力を全振りして勉強していました。

ワイ
ワイ

当時の手書きカレンダー見ると、2024年の夏は頑張ったなと自分を労いたくなりますわ

そして土日祝日は可能な限り嫁にも土下座して時間をもらうようにし、勉強していました。この時期は子供の面倒も嫁に見てもらうことが多く、大きな負担をかけたと思います。感謝しかありません。

ちなみに、勉強場所はマンションの自室がメインだったんですが、土日祝日は14年前に自分が受験していた頃に勉強していた近隣の公民館に勉強しに行くこともありました。自分が勉強していた個人机も14年前とほぼ変わっておらず、当時の自分もここで勉強してたなあと過去を懐かしむこともありました(そんな暇あったら勉強しろ)

直前期に息抜きにミニスナックゴールド食べたのはいい思い出

当時は実家暮らしで、そこに勉強しに行き、今は地元でマンションを購入し、そこに勉強しに行く。

勉強する場所は同じであれど、当時と今でだいぶ自分を取り巻く環境も変わったので感慨深くなったんですよね。

この頃は仕事・家庭・勉強で疲労がとても溜まっていたこともあり、音楽にも結構助けられてたように今振り返って思います。

緑黄色社会というアーティストが好きなのですが「ジブンセイフク」という曲を聴いて、しんどい時は自分を奮い立たせていました。

本試験当日の日も、会場に向かうまでの間に聴いていて約9か月の日々が走馬灯のように思い出してはやるだけのことはやってきたなと妙に腹落ちしたことを思い出します。

この曲には本当にお世話になりました、これからも好きです緑黄色社会。

【YKK OFFICIAL】TV CM -「それは、はじまりの音 放課後篇」 30秒 (youtube.com)

試験当日

過去に複数回受験した際は東京ビッグサイトだったんですよね。なので受験票が届くまでは「今回もきっとあの場所なのだろう…人がやたら多くて緊張するんだよな…」と身構えていたのですが、ふたを開けてみると、なんと大学母校のキャンパスでした。

ワイ
ワイ

昨年受験した行政書士も、母校が受験会場で合格できたし、縁起いいかも!

当日、会場に行くまでは勉強しながら時々今年の早起きしてコツコツ勉強し続けてきた夏のことを思い出していました。

選択式では、雇用保険法で出ないとタカをくくっていた出生時育児休業給付金が出て頭を抱え、労一では確信の持てない答えに頭がぐにゃぐにゃし、手ごたえのないまま終えました。

時間を持て余していたので途中退室し、近隣のマックで択一の勉強しながら、選択式の不安なところの答え合わせをしちゃったのですが、案の定雇用保険の箇所で出生時育児休業給付金のいくつか間違いていることをわかってしまい、午後の試験にかなりメンタルをやられてしまったことを思い出します…

ワイ
ワイ

択一前に選択式の答え合わせ、ダメゼッタイ

択一では「本試験ってこんなにむずかしかったっけ?」という問題文の長さに面くらい、手ごたえのないまま進めていくような感じでした。そして極めつけは健康保険法で、まああああったく何言ってるかわからず、これは違う…かな?という選択式を外してかろうじて選択するだけで精一杯でした。

健保でメンタルをぐちゃぐちゃにされ、残りの科目もとりあえず一回目で暫定の答えをあてはめ、気分転換を図るためにトイレに行かせてもらいました。

「もともと今年はダメ元で挑戦するようなもんだし、だめならだめで仕方ない。とりあえず今できることをやろう」と気持ちを新たにもう一度見直しを始めます。昨年の行政書士もそうでしたが、一週目解き終えて、気分転換でトイレに行って2周目の見直しが本番だと思っています。残り時間も必死で食らいつきます。

あっという間に時間は過ぎ、試験終了の合図。

僕の今年の夏の挑戦が終わりました。

試験直後及び自己採点

試験直後は本当に全く手ごたえがなく、自己採点する気すら起きなかったんですよね。まずはこれまで勉強で頑張ってきた自分を労うべく、自宅でビール飲みましたw

そして翌日。仕事後に意を決して自己採点することにしました。ケリをつけて、来年のための勉強をするならいつから始めるかということも考えなきゃいけませんでしたし、やっぱりこれまで頑張ってきた自分に対する答え合わせみたいなものはしっかりやらないと自分に対し失礼だなと思ったからです。

仕事後にマックに行き、各種予備校の情報を元に自己採点します。

あれ、選択式が割れそうで割れてない…

ここらへんから結構心拍数がバクバク上がり始めたことはいまだに覚えています。

はやる気持ちをおさえ、択一式に進みます。

健保直前まで、意外と悪くない…?!

こ、これは…もしかして…

と半分テンパりながら自己採点していたのですが、健保の自己採点で前半5問をすべてやらかすという失態をしました。許せん健保。

当時の自分は本当に赤木ばりに終わったと思いました。

そこから健保は後半ギリギリで割れない形で4点確保。

健保が割れないことを知り、他の年金系も悪くなかったので総合点を算出する際はマジで心臓がバクバクしてましたw

結果は43点。どうやら例年のボーダーより1~2点低いようです。

そしたらやっぱダメじゃんと落胆したのですが、ボーダー予想のサイトや予備校の講評を見ると択一は難化したとのことでボーダーは下がる可能性大という意見が出始め、そこからボーダーに苛まれ続ける日々が始まります。

ボーダーに苛まれ続ける日々

試験から発表までの間、銀次郎さんのブログには本当に心を助けられましたw

受かっているかもしれないという期待はありつつも、そもそも来年を見据えていたのと、まだ勉強をやり尽くした感はなかったのでダメならダメで来年に向けてリスタートしようという気持ちが相反している状態でした。

本当に9月中は時間の流れが遅かった気がする。

合格発表当日

短いようで長かった発表までの間が過ぎ、とうとう発表の日になりました。

昼休みにサイトをチェックし、番号を探しました。自分の番号付近のエリアに辿り着くと結構気が動転して目が滑りまくっていました。

自分の番号を見つけられた時、誰もいない会議室で少し泣いちゃったんですよね。コツコツと頑張ってきた昨年12月から今年の夏、そして15年前に成し遂げられなかった合格を今回成し遂げることができて色んなものがこみあげてきてしまいました。

ちなみにボーダーは44点でした。労災の問題が複数正解となり、それにつられてボーダーも上がった模様。

自分も労災の複数正解によって1点増え、結果としてボーダーギリギリに到達することができたので今回ばかしは神様の存在というか「勝ちに不思議の勝ちあり」という野村監督の言葉を思い返しました。

合格発表の日、僕にとっての2024年の夏は本当に終わったんだと感じました。そしていい夏だったなと。

これまでのこと、そしてこれからのこと

試験後は親知らずを抜いたり虫歯の治療したり、管理業務主任の勉強に着手したりとなんだかんだ時間は過ぎていきます。

ワイ
ワイ

今年の5月から8月にかけて、本当に頑張ってきたな自分

眠い目をこすりながら毎朝やってきたことが、こうして形となって報われたのは本当に本当に嬉しい。

今のところ、社労士の資格を活かして転職・独立だ!ということは考えていません。ですが、せっかく取らせてもらった資格、取っただけで満足に終わらしたくないとぼんやり思っています。

今の仕事でほぼ使うことはありませんが、社労士の実務本をなぜか購入して、ちょこちょこ読んでいます。

そして、いつになるかわかりませんが、今の仕事を退職して別の収入減を得ようと思った際はこの資格を活かしたいです。そのためにも、今から少しづつ種まきを、とも。

今年受かったのは、神様からの何かしらのメッセージと思っている

試験前及び直後は来年受験する前提で考えていたので、今年合格できたことは本当に感謝というか来年も社労士の勉強をするつもりだった時間が別のことに時間を使えることになります。

おそらく今の職場が来年で4年目で再来年は異動で忙しくなります。来年の一年間は神様からもらった時間と思っていて、大切に過ごしていこうかと。

というわけで、自分のためにも今年の夏の社労士挑戦は記録に残しておきたかったので書き連ねてみました。

お読みいただき、ありがとうございました!!!

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