らぽさんです。
先日、住宅探しの一環としてFPさんに資金計画相談に行ってまいりました。
理由としては自分たちが思い描く生活をしていくためには、住宅にいくらまで出せるかを極力具体的に知りたかったからです。
相談しようと思ったきっかけ
なんとなくの毎月のCFだけで考えるのは大雑把に考えすぎと思ったから
自分自身がFP2級の資格を持ってて家計のキャッシュフローなど家計簿回りには詳しいと自負していたので、FPさんに相談する前まではなんとなくの概算だけで「自分たちが買える家はこれくらいかな」と思い込んでいました。
ただ、自分自身で精緻なCF表を作った上での判断ではなく、本当に頭の中でぼんやりと描いた数字に過ぎなかったのでモヤモヤは残ってたんですよ。
この金額の中古マンション買ったら管理費修繕費と固定資産税等加味して毎月の住宅費はこれくらいか~今より住居費跳ね上がるのに子供が今後中受とかしたい言い出したら無理ポじゃね???
自分なりに考えてきた予算感と今年に入ってからの高騰相場に相当乖離が出てきて、もうこれは予算感を上げるしかないという状況に追い込まれてしまいました。でも予算感を上げたら今後の生活にどんなリスクがあるのかをはっきりさせたくなり、お金払ってFPさんに相談しようということになりました。
嫁氏の働き方と家の予算感が密接に関連してくることを明確に知っておきたかったから
我が家は今後基本的には共働き前提なので、これくらいの予算感の家を買うと嫁氏にもこれくらい働いてもらう必要があるという見通しを嫁と共有したかったんですよね。
できれば自分ひとりだけの稼ぎで余裕で返せる予算にしたかったけど、もう無理なゾーンになってしまいました。せめて昨年度以前だったならばそれが叶ったのに…悲
夫婦で住宅に対する予算感を把握して、それぞれ自分事にするのはとても大切なことです。
FPさんに相談したかったこと
我が家が住宅を買うにあたりFPさんに投げかけたかったのは下記の項目でした。
- 子二人を中受させる前提ならば、住宅費はいくらくらいがゆとりあるCFになるのか
- 妻がバリバリ働くのか、マイペースに時短等で緩々と働くのかで住宅における予算感はいかほど変わるのか
- 今後、買う家によってはクルマを持つ可能性があるが、それでも家計は回るか。
今回、相談したことで精緻なCF表を作成してもらうことができたので自分自身でこれを元に予算感を具体的に考えられるようになりました。
子二人を中受させる前提ならば、住宅費はいくらくらいがゆとりあるCFになるのか
この前提でのCF表を見ると、確かに上の子が小学4年生、つまり一般的に受験のために塾に通いだすあたりから家計的には修羅の道を歩みだすことを痛感しました。
中学受験にかかる費用っていくら?費用の内訳と相場を解説 | 明光プラス (meikogijuku.jp)
塾代だけで下手したら毎年100万近くかかるようになる世界がそこにはありました…
中受前提なのか、公立の可能性もあるかでCFの結果がガラッと変わるのが面白かったです。当たり前ですが。
初めから公立ありきか、中受ありきかで家の予算感もかなり変わってきます。
我が家の場合、前者と後者で比較したところ、家の予算感は1000万は異なってくることがわかりました。
もちろん未来のことはわかりませんが、どんな可能性があるかで住宅の予算感を決めるのは将来後悔しないためにも必要かなと思いました。
私立も十分にあり得るという前提で住宅の予算感を決めてたらいくらでも対応できるけど、公立ありきで住宅の予算感伸ばしてたら私立には対応できん…
そういう意味で、本当の予算感は結果として自分がイメージしてたのと大差なかったので安心しましたw
逆に、これくらいの予算感で家を買ったら子二人の中受はそこまでカツカツにならないというのは新たな発見でした。
これまで貯めてきた金融資産も加味した上での結果なので、子供が生まれる前にそれなりに貯めてきてよかったなと思ったのが正直なところ。これが貯蓄無しという前提だったら、予算感はまたガラッと変わるでしょう。
嫁氏の働き方で変わる我が家の家計
我が家は共働きですが、僕個人としては自分の稼ぎだけで対応できる予算感ができれば理想だったんですよね。
働かざるを得ないから働かなきゃならないのと、働きたいなら働いてもいいとでは天と地の差があります。
相談したFPさんには「配偶者がこのペースで働き続けたら」「年収を〇〇円まで落としたとしたら」「扶養の範囲内で働くとしたら」というようなパターンでCF表を見繕ってもらいました。
作ってもらったCF表を見ると、我が家のキーパーソンは改めて嫁氏だということを再認識しました。
僕なんて刺身のツマくらいの存在でしかありません
繰り返しますが、嫁氏が今後どう働いていくかが住宅の予算感にどう影響していくかを夫婦で再認識できたのは大きいかなと思っております。
これがすでに購入後だったらもう取れる選択肢は限られてますからね。
選択せざるを得ないのと、選択できる可能性を持っておくのは、メンタル的にも大きく違ってくるんじゃないかと。
後者であれば、たとえ予想外のことが起こったとしても後悔する可能性は少なくできる気はします。
そして、今振り返ってみるとFPさんに相談して嫁氏の働き方も一緒に嫁と考えるようになってから、嫁氏も自分と同じくらいシビアに住宅探しをしてくれることになりました笑
嫁氏も住宅探し沼に引きずり込みたいそこのアナタ!FPさんに相談だ!圧倒的当事者意識の醸成!
クルマ持つかどうかも改めて大きな変動要因だなあと
購入を検討しているエリアが車社会ということもあり、クルマを持つかも視野に入れる必要があります。
ただこれも当たり前といえば当たり前なのですが、だいぶコストかかりますね泣 クルマ持つケースとそうでないケースでこれまた教育費に匹敵するくらい住宅の予算感に影響があります。
ただクルマを持つことで休日のお出かけの幅が増えたりと日常にも彩りが生まれることも事実なんですよね。持ってたら楽しんだろうなあという思いもあるので、悩ましいところです。
ちなみに来年38歳の年から軽自動車持ち始めて75歳で免許返納という前提で考えると、クルマにかかる生涯費用は2600万強という数字が出ました。(7年おきに買い替え費用含む)
悩ましいところではあります。
「なんとなく」の不安は消え去ったので相談して本当に良かった。
FPさんに相談し、精緻なCF表を作ってもらった結果、「なんとなく」の不安はなくなりました。これくらいの予算感で家を買った場合、諦める必要がある要素はこれ、というものも知ることができたのは大きいです。
また、自分たち夫婦の中で、何を取捨選択すべきなのか話し合ういいきっかけになったと思ってます。
車を持つのか、子供に教育費をかけてあげたいのか、それ以外のところにお金を使いたいのか。いただいたCF表は自分と嫁氏が今後どう生きていきたいのか話し合う良い叩き台になったんじゃないかと。
そして、思いのほか自分たちが蓄積してきた金融資産も大きいのだなと痛感しました。これはFPさんに相談しなければわからなかったのかもしれません。
今後、教育費とか色々かかるようになってくるけど、これまで積み立ててきた金融資産やこれから積み立てていく金融資産がそれなりに複利で育ってくれるんですよね、地味に。お金のかかる時期の支出はCF表で見るとげんなりしますが、そのげんなりを打ち消すくらいにこれまでの積み重ねとこれから積み重ねるものが輝いて見えました。
これまで頑張ってきたのは間違ってなかったんや!それを実感できて嬉しかったな。
住宅ローンは重いけど、自分たちが積み重ねてきたものもまんざらでもない。これからも頑張ろうという前向きな気持ちになれたので、これも思わぬ棚ぼた効果でした。
そんなわけでFPさんに相談してみて感じたことを書いてみました。住宅に関する予算感を知りたい人は、ぜひ精緻なCF表を作ってもらうと道しるべになるはずです。
もし自分たちの相談に乗ってもらったFPさんでよければ紹介することもできますのでご連絡くださいませ。
それではまた。
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