それでも家を買いました~泣き笑いの中古マンション購入記

家探し

らぽさんです。

表題の通りではありますが、昨年末、運と縁が繋がって希望するマンションの中古物件を購入することができました。

今は契約も終わり、あとは住宅ローンの本審査と引越し諸々の新居準備など引き渡しの3月までてんやわんやの生活になりそうですが、不思議とめんどくさいとか嫌な気持ちは一切ありません。むしろ早く新しい家に引っ越したい!というポジティブな気持ちで一杯です。

そう考えると、いい形で物件探しを終えることができたのかなと思います。

家探しは2021年12月から物件探しを始めてから1年間続きました。

本記事ではその一年間について軽く振り返ってみようかなと思います。

家探しのきっかけ

家を購入したいと思った一番の理由は、家族ができたことによるものが一番大きいです。そうでなければ賃貸でいいやと思ってました。

DINKSだった時は、家に求める要素は最低限の広さがあれば良くて後は遊びに行くときの利便性だったと思います。それが子供ができると上記2点の優先度ががくっと落ちました。子ども散らかしまくって足の踏み場なくなるし、そもそも遊びに行く頻度もがくっと減るし…

家族ができて一番大きく価値観が変わったと感じるのは、家で過ごす時間を大切にしたいと思うようになったことでした。広さ、設備などストレスのない環境に身をおきたいとかなり強く思うようになったんですよね。

そんな感じで、第一子が生まれてからぼんやりと家を買うことを考えていました。しかし嫁の勤務先の兼ね合いや今後の家庭状況も読めなかったため、特に具体的に進めることなく時は過ぎていきます。

第二子が生まれて、嫁氏の勤務先の兼ね合いも解消しそうな見込みが立った2021年年末あたりから、ぼんやりと2022年の夏以降に引越しできる物件を探していこうかという話を嫁としていました。

物件探しを始めるものの…

そんなわけで2021年12月に第一購入候補と今後なるであろうマンションの物件を見に行きました。中層階角部屋の素敵なお部屋。

引越しが可能になるのは2022年7月以降だったので、購入前提ではなくあくまでもこれから始まる物件探しのジャブ程度に見にいった物件でした。エリアも僕にはなじみがあるものの、嫁氏からすればアウェーであるのは明らかだったため、まずはそれを解消できればという思いがありました。

ぼく
ぼく

どうよ

よめ
よめ

うーん、まあ悪くないんじゃない?私角部屋好きだし。

まあ前述のとおり、これはあくまでもこれから始まる中古マンション購入ウォーズのプレリュードに過ぎないという腰掛程度の気持ちしかなかったため、当然見送りました。僕もまだ実際引っ越しできる状況じゃないし…と本腰ではありませんでしたし、僕以上に嫁も家探しをする実感は薄かったと思うので反応としてはこんなものでしょう。

しかし、結果論ではありますがこの部屋が2022年の相場高騰をはじめとする諸々の条件を加味しても最初にして最後の理想の部屋だったということは当時の我々はつゆ知らず…

時をかけるワイ
時をかけるワイ

いいですか、落ち着いて聞いてください。貴方が物件探しを本格的に始めるこれからまさに、あなたの探している沿線では坪単価が平気で2割~3割以上上昇します。しかもあなたの欲しいエリアは物件が本当に枯渇してほぼ出てきません。半年以上、賃貸の家賃と住宅ローンをダブルで並行させてでも、お釣りがきます。この部屋を買うのです…

目覚めた僕
目覚めた僕

という夢を見たんだ

予知夢に従って行動していれば…(見ていない)。

あっさり決まると思っていた時期が僕にもありました…

そんな感じで初めての内見を終え、2022年の1月には某マンションブロガーさんの有料相談を利用して相談に乗ってもらうなどしました。そこで希望エリアの相場観などを知れたのはかなりためになりました。

元々、見に行ったマンションの中古物件がいいと当たりをつけていたため、狙い撃ちでその物件が出てくるのを待ち続けようというスタンスを取ることにしました。

そこからは毎日SUUMOチェックする日々です。

痴呆公務員
痴呆公務員

高い!論外!

痴呆公務員
痴呆公務員

悪くないけど、ここが条件に合わん!高い買い物だから妥協したくない!

そんな感じで毎日のSUUMOチェックでエリアの相場観は身についたかなと思います。希望エリアのSUUMOチェックは野球の素振りみたいなものです。

気が付いたら、延々と素振りだけしている補欠みたいな状況になっていることに気付きました。

戦争と円安

2022年2月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、その影響が日本にも及び始めました。そしてアメリカの利上げに伴う円安。

気付けば、でてくる中古物件が昨年と較べても軒並み高くなっている状況になっていました。

わい
わい

そして欲しいマンションの物件が全然出てこない。去年までは2~3か月に1~2件は出てたはずなんだけどな…

理由は今でもわかっていませんが、中古物件が枯渇するようになりました。少なくとも僕が欲しいエリアでは。

夏になり一向に出てこず焦りを感じ始めました。

厳密に言えば、何個か出てきたんですが広さが足りないとか希望階数ではないという理由で見送ってました。これが正しかったかはわかりませんが、絶対に希望条件通りじゃないと!という思いは中古物件探しにおいて延々と幸せの蒼い鳥を探し続けることになりかねません。今でも物件が見つかっていなかったら「あの時妥協してれば…」とたらればを言っていたかと思うので、難しいなとは思います。

これはこのままじゃまずい…と思い始め、希望エリア以外にも手ごろな物件を見つけては内見するも決め手に欠けて決めかねるという状況が2~3か月ほど続きました。

そんな中、ようやく欲しいと思える物件と出会います。

わい<br>
わい

ようやく欲しいと思える物件出てきたわ!お!ちょっと広すぎかもしれないけど、それ以外はオッケー!予算もギリ問題なし!とりあえず内見したい!

期待に胸膨らませながら、懇意にしている仲介営業さん(注・元付ではない)に当物件の内見をしたい旨のメールを入れてみました。

最強魔法 満額キャッシュ

ワイ
ワイ

ああ…!早く内見がしたい!早く!早く!内見したくてたまらない!素敵なお部屋感満載!もう狭い賃貸生活いやや…

数日後に仲介営業さんからメールが返ってきました。

さあ、いつ内見する?明日…?明後日…?それとも…今すぐ?

有給はたんまり残っているから先方の都合でもいつでも可!

メール開封ポチっ

わい
わい

それなりにショックでした。

久しぶりに出た欲しいマンション、ほぼ希望条件通り、引っ越したい欲出てきた矢先のこと。

それでも仕方ありません。まだ買い付けしようと思えた物件は1件目です。落ち込んでる暇はありません。

補足しておくと、満額キャッシュ買い付けというのは業者さん的にも一番わかりやすくてめんどくさくない客ということで、住宅ローンを組んでの申込者よりも圧倒的に強いのだそうです。

世のなか金なのかやはり。

というわけで最初に本気で欲しいと思った物件は土俵にすら上がれませんでした。

中古マンション購入というビーチフラッグ戦

季節は気付けば夏真っ盛り。物件探しを始めて半年が経ち始めていました。更にこの頃になるとますます希望条件に見合う物件が出てこない状況に焦るようになりました。特に予算。

結構辛かったのが、こうして待っている一方で相場は残酷にも上がり続けている現実です。

そのため、SUUMO以外にも可能性を持っておきたいと思って、大手不動産仲介会社のサイトもチェックするようになりました。

三井のリハウス、東急リバブルなどです。

マンションウォッチする彦一
マンションウォッチする彦一

この頃になってくると、欲しいマンションの元付業者が結構特定のケースが多いことに気付き始めました!特にブランドマンションだとそのブランドの販売子会社が元付になってたりすることが多いので、SUUMOなどのポータルサイトに先だって元付業者のHPに物件が掲載されたりするので要チェックや!

何気なしに大手業者のHPを覗いてみたら、そこに一筋の光を見つけました。

痴呆公務員
痴呆公務員

条件ぴったりとはいかないけど、許容範囲!!!アリよりの鎌足!アリよりのアリ!

そう、まさにSUUMOに新着掲載される1日前の新着物件が出ていました。その物件は上記で挙げたような大手不動産仲介会社が売主物件だったため、自社サイトにいち早く掲載していた物件でした。

それを見て、売主である会社に即連絡を入れました。この頃になると、中古物件は行動や判断の遅れが命取りになることをわかり始めていたのです。

ぼく
ぼく

内見!即断!即決!大喝采!

よめ
よめ

内見!即断!即決!大喝采!

嫁と共に、このノリで臨む臨戦態勢を整えていたため、無事に物件がサイトに掲載された2日後に内見を初日一番手で取り付けることに成功しました。

後で仲介営業さんに聞いたら、自社サイトに物件が掲載されて1~2時間で問い合わせが殺到したそうです。内見は初日、二日目、三日目それぞれ4組づつ入ったとのこと。初日組のいずれか一組が購入申し込みをすれば、二日目、三日目の内見は意味がなくなるため、この時点で買えるチャンスがあるのはほぼ初日組のみでした。

改めて、掘り出し物はあり得ても争奪戦になるのだなと実感しました。

ということで内見一番乗りしたとしても、まだ買える保証はありません。

内見当日は内見の一番手になれたということもあって甘寧になった気持ちで一杯でした。しかし、買える保証はないので勝って兜の尾を締めよ、です。

そして内見を終え、満点とはいかないもののこの相場高騰の状況で今後これ以上の掘り出し物はないだろうという思いもあったため、その場で満額買い付け申し込みを出しました。

痴呆公務員
痴呆公務員

内見!即断!即決!大喝采!(訳・その場で満額買い付け申し込みさせてください!)

仲介営業さん
仲介営業さん

かしこまりました。それでは本日の初日内見者がこの後3組ございますので、その方々からも申し込みがあった場合、弊社の規定で大変恐縮ではございますが社内での事前融資審査が一番に下りた方が購入者となります。ご了承ください。

あ、一番手だからといって買える保証はないのね。

そんなわけで買い付け申し込みを入れ、あとは連絡を待つだけという状況になりました。

その間、それなりにやきもきしていました。

その頃、相場もかなり高騰しちゃってて今後出てくる物件も予算的にも厳しくなってることが目に見えてたんで、本当にこれで決めたかったんですよね。そしてこの物件での生活をイメージしちゃってる自分もいて、買えるか買えないかわからない宙ぶらりんの状態を早くなんとかしてくれといった感じで数日間過ごしていました。

さてさて、そんな数日後、こんなメールが。

痴呆公務員
痴呆公務員

ぐにゃああああ

その日と翌日はガチでこんな感じで、仕事が手につきませんでした。

理由は融資承認が他に早かった人がいたからとのことです。本当かもしれませんし、それ以外の何かがあったのかもしれません。また、夫婦ペアローンで申し込みを入れていたのですが、夫婦共々産休育休で収入が減っていたこともあって、その確認等で不利になっていた可能性もあるのかなと思ったのですが、もはや理由はわかりません。

数日間、激萎えでしたが、それでも日々は続いていきます。

日々SUUMOを眺めていても、雨後の筍のように出てくるのはもはや手が届かない価格帯の物件ばかり。一年前までは買える金額だったのに…

そして買いたいと思うマンションの物件がそもそも出てこないし、でてきても満額キャッシュ買い付けされて土俵にすら乗れなかったり、今回のようなビーチフラッグで敗れてしまい、焦燥感と精神的な疲れが徐々に大きくなり始めました。

わい
わい

家、買わんでええんとちゃう?もう疲れたよ…

このあたりから正直、家探しに疲れてきた感が出てきて楽しくもなくなってきました…

もはや当初の希望条件の物件は見つからないと悟る

この一件があってから、当初の希望条件である物件だったり、予算内に収めることはもうできないなという思いが強くなっていきました。

当初物件探しを始めた頃は絶対に検討しなかったであろう物件(希望エリアだがより駅遠かつ割高)にも目を向け始めました。だってそうしないと話が進まないのだもの。

幸い、その物件は希望マンションよりも選択肢が複数あったため、考える余地がありました。

ワイ
ワイ

せや、悪くないけど、第一希望じゃないし1割くらい指値交渉したろ!

営業マン
営業マン

申し訳ありません、先ほど満額買い付けで申し込みが入りましたので…

これがザ・売り手市場というものです。

もう小細工を使っては買えない状況にいるのだと実感し始めます。季節は肌寒くなり始めた11月でした。

条件を緩めることはただの妥協?それとも臨機応変な対応なのかわからなくなる

あまりにも検討したいと思える中古物件が出てこない状況が続いたため、この頃になってくると物件検討当初はアウトオブ眼中だった新築や戸建ても見るようになっていきました。

正直、住宅ローン減税も新築と較べて弱くなる中古物件を、分譲時よりも更に値段の上がっている状況で買うことに対し抵抗を感じたんですよね。そんなこと言っていては買えないのは百も承知ですが。新築物件もそれなりに高いですが、まだ心情的に気持ちよく買えるかなと。引き渡しが先になるのはネックとはいえ。

戸建ても、中古マンションと較べると修繕費・管理費がかかってこない分月のランニングコストは減るためまだ検討できる物件がそれなりにありました。もちろん自分で修繕費を積み立てていく前提ではありますが。

中長期で手放す前提だったので、リセール(残債割れリスクの低い)の見込める中古マンションをと当初は思っていましたが、もはやその前提を見直さなくては家を買えないのではと思うようになります。

そしてすごい葛藤したのが

これは市況や不動産選びを通じて我々が柔軟に考え方を変更したということのなのか?

それとも、当初から絶対にずらしてはいけない不動産選びの軸を自らずらしているだけではないのか?

そのどちらかがわからなかったんですよね。もちろん当初から考え抜いていた軸ですんなり決まるんだったらこんなに苦労はしません。とはいえ、この市況化で追い求めるラインを超える物件はそもそも無理ゲーなのではないかとも葛藤するようになります。先日の満額キャッシュ買い付けとビーチフラッグ戦でその過酷さは身をもって体感しましたし。

とにもかくにも、このままでは前に進めないと思い、これまで以上に条件を見直して物件を探し始めます。

囲い込み物件との出会い

諦めずにSUUMOを見続ける日々。

希望マンションではないものの、検討してもいい条件の物件が出てきました。懇意にしている仲介営業さんに「内見できないか?」と連絡してみました。すると

営業さん
営業さん

連絡してみましたが「既に契約が入っている」とのことで断られました。しかし、おそらく囲い込み物件なので、ご自身で直接問い合わせたらチャンスはあるかもなので、問い合わせてみてください。

で、でたー、囲い込み物件。

不動産の囲い込みとは?囲い込まれた物件の悲惨な末路 – 仲介手数料無料、割引での不動産の売却・購入はREDS(レッズ)

一言で言うと、不動産業者が仲介手数料を目いっぱい取るために自社で見つけたお客さん以外には売らないよというものです。懇意にしている営業さんによると確証はないが元付業者が囲い込みを平気でやるようなところということだったので、おそらくそうだろうとのことでした。

不動産業界の悪習とのことですが、追い込まれた一次取得者層はうだうだ言っていても仕方ありません。直に問い合わせてみます。

痴呆公務員
痴呆公務員

あのー、この物件とても素敵だなって思って…よかったら内見なんてできないかな…なんて思ったりラジパンダリ…

囲い込みマン
囲い込みマン

できます!いい物件ですよこれは!内見手配いたします!売主様は既に退去済みなのでいつでも対応可です!

できるんかい

とりあえず内見の手配をしてもらい、囲い込みしてる元付業者はともかく物件そのものは悪くないなと感じました。多分、それなりに内見を重ねて経験値も上がり、また理想の物件は出てこないという半ば諦めの境地に至っていたからこそ、これでもいいかなと思えたんだと思います。ここに引っ越した後のイメージもできて、楽しいかなとも思いましたし。

しかし問題は予算オーバーだったことです。

わい
わい

せや!悪くないけど予算オーバーやし囲い込み確定ならもしかして指値交渉の余地ありよりのありだろうから指値交渉したろ!

囲い込みマン
囲い込みマン

かしこまりました。売主様と調整の上、ご連絡いたします。

この頃になると多少知識も身についていたので、指値交渉してみました。囲い込み物件は元付業者が両手での取引を最優先するため、売主をないがしろにして値引きさせてでも早急に契約を成立させたいのではないかと推定したためです。

結果は、「売主様と調整中です。掲載から時間も経っているので極力買主様の意向に沿いたいと思っているのでどのレベルの値引きまでだったらOK(買う)でどこまではNG(その程度の値下げでは買わない)か教えてほしい」との回答でした。

正直、もともとが高騰している相場の中で指値交渉が通っても若干の予算オーバーだったので辛いところではありました。しかしもうこれ以上待っても物件出てくる可能性も期待できないし、何よりもう物件探しに疲れていたのと新しい生活をとっとと始めたい気持ちが勝っていたんですよね。

当初の理想とは全然違うけれども、これで…

なんとなく、このまま無難な指値が通ってここで新生活を始めるのかなと嫁と共にぼんやりと感じていました。

満点ではない、満点ではないけど夫婦で考えて動いて市況といった外部要因も相まってこれがベストな判断だろうと心から思えたんですよね。

指値交渉が通れば契約をいつできそうか?という囲い込みマンからのメールを月曜日にもらったので、その週の土日以降であれば対応可と伝え、新居にかかってくる住居費をFPさんに作ってもらったCF表を打ち込んでにらめっこし始めました。

手付金も用意しなきゃな。

ようやく次のステップに行けるのかなと思った矢先のことです。

一通のメール

その週の木曜の夜、寝る前にスマホを確認した時のことでした。

夏頃に新着物件でビーチフラッグを繰り広げることになり、見事競り負けた物件の仲介営業さんからこんなメールが入っていました。

きたー、未公開物件。

わい
わい

いやいや、未公開物件とか言ってそこらへんの電柱に貼ってる未公開物件!みたいなもんやろ?世のなか、美味い話なんてあるわけないやろ。「狭小住宅」読んで出直してこい!そんな話に俺が釣られ…ってこの坪単価、半年以上前っですかってレベル!更にこの好条件!クマー!!!!

そう、かなり素敵な物件だったのです。

価格も以前とはかなり上がっているとはいえ、このご時世だったらまだ許容できるレベル。むしろ買うことになるかなと思っていた妥協物件よりも大幅な予算ダウン。加えて部屋の広さや条件もいい感じ。

惜しむらくは希望の階数以下ではあったんですが、そこは呑めるなと思いました。

嫁

むしろ私はこれくらいの階数のほうがいいかな。外に出やすいしエレベーター止まってもすぐ降りれるし。そして私はこの広さや部屋の位置とか最高にマックスで超エモい。

嫁がかなり気に入ってくれたのも決め手となりました。

ただやっぱりなんでこんな好条件の話をSUUMO掲載前に自分たちに流してくれたのかわかりませんでした。

仲介営業さん
仲介営業さん

以前の部屋はらぽ様の熱意もあって買って欲しかったんですが、不本意な結果になってしまったので前回申し込みをされて買えなかった方から優先的にご案内させてもらってます。SUUMOに載せた後だとおそらく問い合わせ多数で断ることに手いっぱいになるので…

なるほどですね。

わい
わい

前回買えなかった時の残念メールの返信で「承知しました。このマンションがすごい気に入ってて探しているので、もし御社に当マンションの仲介物件入ったらぜひ教えてください。このたびはお忙しい中、内見立ち合い等のご対応ありがとうございました」と号泣しながら返信していてよかった……!

本当に、買えなかった経験も次に繋がるもんだなと実感した瞬間でした。

その後は即内見して、5分くらいで嫁と一緒に買うことを営業さんにお伝えしました。

わい&嫁
わい&嫁

内見!即断!即決!大喝采!!!

幸いにもお声がけしているのは自分たちだけで、もし自分たちが買わなければ前回購入申し込みをした人で次順位だった人に声をかける予定だったとのことで、競合することなく契約する運びになりました。

奇しくも、家探しを始めて最初に内見した物件と同じマンション、ほぼ同じ広さ、条件で違うのは階数だけでした。そして仲介営業さんもなんと最初の物件の時に立ち会ってくれた方と同じ。ついでに競り負けた時の物件の時とも同じ苦笑

これも縁なのかもしれないと心から思ったものです。1年前の最初の内見時に対応してもらったことについては、憶えていなかったそうでしたが笑

そうして、クリスマスの時期に無事、契約成立となりました。

家探しを振り返って

とりあえずまだ引き渡しは少し先で引っ越し準備を進める中、新生活への期待に胸を膨らませながらこれを書いています。

改めて家探しは縁だなと月並みなことを思ったりもします。

あと1週間、購入することになった部屋の紹介連絡が遅れていたら、きっと僕たちはあの囲い込み物件の購入契約を交わしていたことでしょう。

正直、手付金を払った後で今回購入することになった部屋と出会っていたら、手付金を捨ててキャンセルするか胃が痛くなるほど悩んでいたかと思います。

キャンセルしなかったとしても、今回購入することになった物件のことを思っては、モヤモヤしながら引っ越し準備を進めることになっていたと思います。少なくとも引っ越し準備は今ほど楽しいものではなかったような気が。

今回の物件だって決して当初の理想通りの条件ではありません。多分、物件選びの当初に出会っていたら「条件が違う」ということでハネてたんじゃないかと。

それでも、今は100%に近い納得感を得られて物件探しを終えることができたと書きながら思っています。それはなんでかというと、やっぱり色々動いてきたプロセスがあって、そのプロセスを通じてここらへんが潮時と直感が教えてくれてるというか。

この一年間、妻と一緒に物件探しをし続けてきてそれぞれ物件探しの経験値が貯まってレベルアップしました。子供たちの成長を感じて引っ越す必要性も如実に感じるようになりました。物件探し初期と較べたら判断基準や考え方は明らかに変わったと思います。そのプロセスは、直感レベルではありますが後悔しない選択だろうと教えてくれる気がするんですよね。

ぼく
ぼく

今では当時見送っていた物件を見返しては「なんで見送ったん?」と思うようなことも多く、もったいないことをしたと思うこともあります。これも成長なのでしょう。

今後、もしかしたらもっと希望条件通りの素敵な物件が出てくるかもしれません。不動産暴騰の最終局面で購入した感が強いので、もしかしたら数年後に大暴落してローン残債割れ状態に陥って物件を手放せない状態になるかもしれません。

それでもいいや、覚悟して買うし、何より今この物件が欲しいと心から思えた。

この一年間必死に動いてきたからこそ、心からそう思えるんです。

そりゃ、物件探しの途中で何回も

わい
わい

なんでうちらが物件探し始めた途端に市況暴騰するのよ…別にオリンピック暴落とかを信じて様子見してたわけじゃないよ…ようやく家庭の状況が落ち着いて買えるようになって動き始めた矢先に物件すらも出てこなくて検討すらできない状況に陥るなんて…

と、不条理を呪いましたよ。今でも「去年以前に買ってればな…」と意味のないたらればをしてしまうこともあります。でも、それを思っても前には進めません。不運を嘆いても仕方なく、今現在、自分たちにできるベストな選択を模索していくことしかできないんですよね。

そしてその選択の中に、「購入を見送る」という選択もありませんでした。

今必要なんだから買う。それでいいじゃないかと。

特上カバチというマンガにこんなセリフがあります。

「材料が揃えば、判断なんちゅうもんは誰でもできる」

「じゃが、材料のないところで、物事を決める判断というのは、よっぽど肝が太くないとできんで…」

特上カバチ!!~カバチタレ2 より引用

今回の物件選びはまさに決断だったのかなと思います。判断ではなく、この物件に決めるという決断。

もう、今の賃貸には広さとか全般的に限界を感じていて、もう少し広い家に引っ越すなり早急に購入するなり潮時を感じていたところでした。本当にもっと時間かかると思い始めていたものが、意外に縁と運に恵まれてすんなり決まってよかったなと。最後の最後でこれまでの一年間は無駄じゃなかったと実感できる終わり方を迎えられて本当にありがたい。

再現性はないのかもしれませんが、我々の中古マンション購入記はこうして泣き笑いある1年間にわたるものとなりました。とりあえずのハッピーエンド!

引越しが楽しみです。新居への生活をどうしていこうかと嫁と相談しては心弾ませる日々。

最後に、ミスチルの歌詞を引用して終えます!

悩んだ末に出た答えなら 15点だとしても正しい

Mr.Children「CENTER OF UNIVERSE」より引用

悩んだ末に出た答えが100点だと思えるので、このご時世にしてはハッピーエンドでお家探しを終えることができたと思っています。

長文ご拝読いただきありがとうございました!!!

引っ越し頑張るぞい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました