自宅問題その2~それでもやっぱり買いたい

マイホーム探し

前回の記事では自宅を購入したいという内容の記事を書いたのですが、改めてそれでいいのかを自分でも整理するためにも記事にまとめます。

引越しのタイミングが迫っている

来年2022年には、今住んでいる賃貸住宅の3回目の更新がやってきます。
嫁氏の仕事の関係で3回目の更新はする予定ではあるのですが、更新後そう長くないタイミングで引越しはするつもりです。

  • 子供2人になったことで、手狭感が増した。
  • 自分自身が今の家に6年近く住んで、もう違うところに引っ越したい気持ちになっている。
  • 上記を鑑みて、賃貸なり購入なり住む場所は早く変えたい気持ちが強い。

このまま3回目の更新後もしばらく住み続けるという選択肢も考えたのですが、上記理由と照らし合わせるとやはり「引っ越したい」という気持ちのほうが強いんですよね。

引っ越すにしても、なぜ賃貸ではなく購入なのか

僕個人、子供ができる数年前までは生涯賃貸でもいいかなと思っていました。

  • 状況に応じてすぐに引越しできる流動性メリット
  • 日本の少子高齢化の状況を鑑みて、高齢になっても賃貸で生活できるだろうという推定
  • 将来的に自分の実家を継げる可能性があるので、それまで無理しなくて持ち家を選択しなくてもいいかと考えていた。
  • 長期間の住宅ローンを背負えるか不安だった。その不安を抱えるくらいなら賃貸でいいという気持ちのほうが強かった。
  • 住宅に関しては住めれば良いという価値観だった。住居に関するコストは安ければ安いほどよく、家で過ごす時間に重きを置いていなかった。

しかし最近ではこれらメリットよりも物件によっては購入のメリットのほうが強いと考えるようになったんですよね。

  • 資産価値(中長期で手放した際にローン残債割れしない物件)の高い物件であれば、賃貸と同じような流動性を持っていると同じではないか。
  • 将来的に実家を継ぐことになったとしても、前述のように資産価値の高い物件を選べば手放した際に少なくとも支払ったローン分はコストとして割り切ることができる。場合によってはローン残債以上の金額で売れる可能性もあるため、その場合はむしろ購入のほうが良いのでは。(ただしローン残債割れした場合は手放した際に持ち出しがあるため、『こんなことなら最初から賃貸のほうでよかった』という結果になるので注意が必要)
  • 子供ができて、自宅で過ごす時間を大切にしたいと思うようになった。その視点で考えると、やはり賃貸ではなく広さや設備のグレードが高い場所に住みたい気持ちが強くなっている。(分譲賃貸を選ぶという選択肢もあるが、そうなると住宅費コストは跳ね上がる。それなら流動性リスクを背負ってでも購入を選びたい)

上記の理由から、やっぱり次は購入だなと考えている次第です。

また、分譲賃貸マンションでもいいじゃないかという声もありそうですが、賃貸だとその分コストが高くつきます。賃貸の流動性と住宅コストを考えると、住宅コストに軍配が上がる次第です。

痴呆公務員
痴呆公務員

分譲賃貸でいいとこどり生活できるような経済力があるだろうか?いや、ない(反語)

買うタイミング

来年引っ越すことにしたとしても、いい物件がなければ次も賃貸でいいのでは?と考えた時もありました。今は不動産市場がかなり高騰していて周りの詳しい人に聞いても「安くはないよね」という答えが返ってきます。それならしばらく落ち着くまで待つのも手かと思いましたが、やはり来年がベストなのかなと下記の理由から判断するようになりました。

  • そもそも今後不動産価格が落ち着くタイミングが来るかわからない。待っていたらいつになるかわからない。
  • 今の賃貸の家に飽きている。早く引っ越したい気持ちは強い。
  • 子供の教育環境も考える必要があり、できれば引越し回数は最小にしたい。
  • できれば次の更新をせずに家を見つけたかったが、子供の保育園の関係で難しそう。更新後に嫁氏の転職活動をしながら保育園の転園を図っていく。
  • 今のタイミングで買いたい気持ちがあるのなら、それに従うのが人生の満足度を高めるのではないか。
  • ローンが組める年齢を考えても、買いたいのならここから先延ばしにすると買える金額も少なくなってくる。今のタイミングがギリギリかなと思っている。(若くはない)

そんなわけでズルズル伸ばすつもりはなく、できれば来年には家を買って引越ししたいと考えています。

買うリスクについても再検討

以前までは分譲住宅への憧れよりも、買うリスクのほうが自分の中で大きかったです。最近は購入するメリットのほうがそれらを上回ったということなので、それについても自分の中で整理してみます。

  • 住宅ローンに縛られるのは怖いけど、資産価値の高い家を選べれば、いざとなったときは売却して対応が可能と判断した。
  • 隣人リスクやその他思いもよらない理由で手放さざるを得ない時もあるかもしれないが、これも前述の理由で対応が可能。
  • 自分も今の職場に勤め続ける覚悟はできた。万が一仕事を続けられなかった場合は持ち家を手放して住宅費の低い賃貸にまた引っ越せばいいかと思っている。

改めて、買うにしろ選ぶ物件はかなりシビアに決める必要はあると思っています。適当に選ぶくらいなら賃貸のままでいい。

資産価値の高い家は果たして手に入るのか?

これまで、さんざん資産価値の高い家という表現が出てきました。そう自分にとって購入する場合はあくまでも「資産価値の高い家」を買う前提のため、それが難しければ無理して購入をしなくてもよいのかなとも考えています。

ここで改めて定義します。僕が考える資産価値の高い家とは…

金額の多寡ではなく、中長期(5年~20年)で売却した際にローン残債割れしない物件

です。つまり条件としては

  • 高値掴みしない
  • 減価率の緩やかな物件を選ぶ(築15年以降の物件?)
  • そのエリアの中でも、今後選ばれるであろう優位性のある物件を選ぶ

と考えました。ちなみに物件自体の値上がり益というのは期待していません。ローン残債割れしないだけでも御の字ですし、値上がり益を狙えるような優良物件に手が出る与信もありません。なので必然的に

  • 駅近
  • 築15年~25年の中古物件
  • 可能ならブランドマンション(三井、野村、東急等)

ただ調べていると不動産については「安物買いの銭失い」になりやすいという情報を目にします。つまり安いには安いだけの理由があり、結局売却時に更に安くなってしまい損をするというものです。

三井健太さんのブログ記事を引用します。

第752回 「安いマンションはないか」と考えてはダメ」
このブログでは、居住性や好みの問題、個人的な事情を度外視し、原則として資産性の観点から自論「マンションの資産価値論」を展開しております。10日おきの投稿です。 ◆ ◆ マンション探しで失敗しないためには、どんな手順で検討し、何をよりどころに

この記事で出てくるような「儲けなくていいからせめてローン残債割れしない物件を」というのはまさに僕も思っているところです。

毎月のキャッシュフローを抑えたいのでなるべく金額も手ごろでかつ資産価値の高い家がいい。でも今の不動産市況においては、その願望がそもそも矛盾している可能性もあるので難しいんですよね。

あくまでも資産価値の観点だけで判断すると、高ければ高いほど良い、安ければ安いほど悪いということになるので。でも都心のお高い物件なんて買えませぬ。

手ごろな値段でかつ資産価値の高い物件、果たして見つかるのだろうか…

不動産屋さん
不動産屋さん

お前は何を言っているんだ?

怒られるかな…

イメージ通りの物件が見つかりそうにない場合

買いたい気持ちがあるのは事実ですが、大きい買い物であることも事実。

どうしても自分自身と嫁氏のどちらかが納得できなかったり、スッキリしない不安を抱えるようなら買わずに賃貸で過ごすかなと。

賃貸も賃貸でメリットはあります。一番は子供の小学校選びを考えるにあたり、教育環境の充実した学区を選ばせることができるということ。そのような学区は自分にとって購入には手が届かないようなエリアがほとんどですが、賃貸であれば広さやグレードを落とせば選ぶことはできるかもしれません。優先順位的に住む満足度は捨てなきゃなりませんが悲

なるべくこの選択肢よりかは、自分が手の届くエリアでいざとなった時手放せるようなマンションを購入して家族で日々を過ごしたいとは思っていますが…

まとめ

  • 価値観も変わり、グレードのいい家に住みたいと思うようになった
  • 将来的にローン残債しない物件を選べれば購入のほうが満足度は高い
  • 自分の年齢を考えるとタイミングとしても先延ばしするとデメリットが大きくなるため、買うなら今が買い時
  • 調べた結果、未来の不確実性に対する不安のほうが勝るのであれば、購入見送るかも

というわけで、改めて自分の中でも家を賃貸ではなく買いたい理由をまとめてみました。

もちろん未来のことなんて不確定ですのでさんざん考えた結果、思い通りにならないこともありえます。最終的には清濁併せ呑むというか、目を瞑るところもあるとは思います。。。

それでも後悔しないためにも、考え抜いた上で選びたい。それで後悔するならまだましかなと。

このまま何もせずに賃貸で過ごすのも絶対後悔するので、家探しを頑張ろうと思います。

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