らぽさんです。
先日、第29回キャリアコンサルタント試験を受験し、合格することができました。
自分なりに努力して合格できたので嬉しく、忘備録として記録を残しておこうと思います。
それではどうぞ。
受験のきっかけ
自分自身のキャリアに悩んでいたから
私は現在痴呆(?)公務員として中堅層になってしまったのですが、正直今後の人生、安定して定年までのほほんと過ごせるとは思えない日々を送っています。異動ガチャに数年ごとに怯えるのも嫌ですし、今後も数年で蓄積した経験・知識がリセットされる職場環境がどうにもこうにも自分に合わないのではと感じるようになっています。
そういうことで悩んでいたこともあり、キャリコンの資格を取れば少なくとも勉強を通じて自分の今後のキャリアの指針が定まってくるのではと思ったのがまず一つです。
社労士資格とのダブルライセンスが期待できるから
これは完全に取らぬ狸の皮算用なのですが、令和6年度に取得した社労士資格とキャリアコンサルタントは相性がいいという話を聞き、将来的に社労士を活かしたいと思っているのでとりあえず取ってみたいと思うようになりました。
子供たちの話を丁寧に聞いてあげられるようになりたかったから
何気にこれが結構大きいかもしれません。今我が家のキッズ達は7歳、4歳とまだまだ小さいです。
今後、大きくなれば学校のことや進路のこと、もしかしたら自分の人生についても早めに考えるようになるかもしれません。そんな時に親としてはもちろんですが、キャリコンとしてなるべく受容・共感の姿勢で話を聴いて子供たちの意思を尊重できるようになりたいと思っているんですよね。
今はやれ片付けろ早くご飯食べろトイレは言われる前に行けなど小言おじさんになりつつありますが、今後子供たちに悩みやモヤモヤが生じた際は壁打ちの相手になれれば笑
キャリコンの勉強を通じて、フラットに人の話を聴く難しさを体感しているので、自分の子どもなら猶更。だからこそ少しでもフラットに聴けるようにキャリコンとして自己研鑽をしていきたいんですよね。
養成講座の日々
毎週日曜日丸々つぶれるの痛い…
私はLECさんのキャリアコンサルタント養成講座を選びました。2025年の1月中旬~3月末まで毎週日曜日の朝10時~夜6時までお家で自室に籠ってZOOMとにらめっこだったので結構時間のやりくりがきつかったです。

毎週日曜日が嫁氏にほぼワンオペを強いる生活だったので、申し訳なかった。。。だからなんとか一発で合格できて本当に嬉しい。
養成講座の課題をこなし、そして昨年合格した社労士の事務指定講習を並行して行ったり、バンド・セッションの仕込みをしたりと今年の1月~3月は忙しいながらもとても充実していたなと今振り返って思います。。。
内容自体は楽しかった!
とまあ、時間のやりくり自体は大変だったものの、内容自体は先生との相性も合っていたのかとても楽しく勉強になる日々でした。学んだキャリア理論は今後の人生に影響を及ぼすかもしれません。
養成講座が終わってから
3月末に養成講座が終わり、ようやく毎週日曜日がつぶれる生活とオサラバしました。

ヒャッホー!!!土日が両日とも休日だー!!!これまで当たり前だったことがこんなにもありがたいことだったなんて!!!
でもですね、実はここからが本当の勝負というか大変な日々が待ち受けているとは当時の自分はつゆ知らず…
基本的に養成講座が終わったらやることは二つです。
①学科試験のお勉強
②実技試験の対策
①はまあ自分で勝手に時間作ってテキスト開いて勉強すればいくらでもなんとかなります。学科の合格率も7割近いので普通にやっていれば大丈夫
問題は②…実技試験の対策が結構ネックなのではないでしょうか。
・有志でのロープレの調整がきつい
→基本的に養成講座が終了した後はそれまで一緒に学んできた養成講座の同期と一緒にZOOM等でロープレの練習を調整して行っていくことになります。そうなるとお互いのスケジュール調整が発生してくるので、なかなか大変です。

ロープレ練習中の間、嫁に子供見てもらってたのも結構負担かけてたので申し訳なかった。そしてロープレ中に子供が部屋に乱入してくるという放送事故も結構ありました苦笑
・傾聴が苦手な場合、何が正しいかわからずドツボにはまる
私は完全にロープレというか、傾聴の姿勢なるものをキャリコン通じて学んだクチなのでロープレは完全に苦手でした。

養成講座の時の初期のロープレの録音聴いていると精神的に辛くなってきます
養成講座の時のロープレ練習から苦手意識満載でやるのが辛かったのですが、これが何もせずに上達することはあり得ません。養成講座が終わった後は有志で練習を重ね、これを合格できるレベルまでもっていかねばなりません。
できる人はすんなりできるのでしょうが、苦手レベルから合格できるレベルに持っていくまではそれなりに時間をかける必要があります。
・一人で練習というのが難しい
有志で時間をやりくりして頑張って苦手意識と向き合いながら練習しても、もっと対策が必要だと感じることが多かったです。そんな時に一人でできることと言えば、自分のロープレの録音を聴いて悪い癖を認識したり、ロープレを文字起こしして自身のロープレについて自己内省を繰り返す、youtube等で有資格者のロープレ動画を視聴するくらいしか一人でできることは思いつきませんでした。
ちなみにですが、ロープレの文字起こしはLINE WORKSのAi noteがオヌヌメです!!!めっちゃ文字起こし楽です!!!LINE WORKS AiNote | AI議事録・文字起こしツール
これなかったらとてもじゃないがいちいち自分のロープレの逐語を起こせていなかったのでめっちゃ助かりました…ヒカキン…非課金で全然問題ないっす。
実技試験当日のお話
やれることはやったという自負はあったものの…
7月6日に学科試験、7月19日に実技試験がありました。6日の学科試験は所詮ペーパー試験なのでどうにかなると楽観視し、特に問題なく終えます。
6日の学科が終わった後は、ほぼ毎日のように有志でZOOMロープレを繰り返したり、自分のロープレ録音を聴きなおしたり逐語記録を見返したりと面談技術を少しでも高めるための日々でした。
それもあってできるだけのことはやった!とりあえずこれまでで一番いい自分!という自信をもって(受かるかどうかは別ですが)試験会場に向かいました。
緊張する自分もきっと受容できると本番の面接を迎えました。
しかし、やはり本番の独特な緊張感ってあるんですね。品格のあるおじさまおばさま試験官とやたらリアリティのある悩みを抱えてそうなクライアント役女性試験官と対峙した瞬間に結構呑まれそうになりました。
最初の訴えの要約からつまづきました。。。

育休から時短で復帰してえ~なんかマミートラック的な部署に回されてェ~私ってこのままでいいのかなって思ったりラジパンダリ~みたいな?

わァ…ぁ…
その後ちょっとだけ盛り返すも、堂々巡りに陥ってしまったんですよね。後半以降はどん詰まりに陥り、無理くり質問をひねりだすようなクローズドクエスチョン多用の苦しい時間に。
主訴がフワフワしたままつかみきれずクライアントの気持ちを深掘りできずに終わってしまった感があったんですよね。
15分間が苦しく過ぎ、どん詰まり感を感じながら必死で面談を展開させようとしている最中にアラームが鳴り試験終了。口頭試問では素直に上記のどん詰まりしたことや気持ちの深掘りできなかったことを伝えたものの、今後の支援で表面的ななんにでも言える一般論を言ってしまい、終了後に後悔。できなかったらできなかったでもっと今後の支援は言えたことあっただろうと。
面接ができなかったのはともかく、口頭試問で諦めモードになったことはその後でめっちゃ後悔しました。
落ち込み、次の試験を見据える
そんなこんなで試験終わり、試験部屋出た瞬間に次の試験を見据えていました。
むしろ現時点での実力が自分でもまだまだ足りてないと自覚しているので、次の試験に向け引き続き自己研鑽し続けていくしかないと。実技の受験料また払うのか…3万円…ととぼとぼと歩きながら、勉強時間をいただいていた嫁氏への感謝のスイーツ(治一郎バームクーヘン)を買いつつ家路に向かいました。

まさかの合格…!!!
スケジュール的に次の第30回試験の日程をスケジュールに組み込み、それに向けて動いていくつもりで日々をすごしていました。そして合格発表の日。
試験当日はあんなに凹んで絶対落ちてるに決まってる、と感じながらも時間が経つと感じ方が変わるのか、ワンチャンで合格してないかなと少し期待してしまう自分がいたんですよね。

合格してたりしないかな…まあ落ちててもそれが前提やしな
合格発表当日は仕事だったため、昼休みにサイトの合格発表を確認。

あれ…あるやん…自分の番号…間違いじゃなくて…?
ありました。信じられませんでしたが、あったんです。
当然、自分の自己評価と違っていたので後日届いた結果通知を見たところこんな感じでした。


自分の自己評価と全然ちげえwせいぜい態度はAで後の展開と自己評価はBかCだと思ってた…
合格できたのはとても嬉しいんですが、正直どこが評価されたのは自分でも実感できていません。そう感じているくらいなので、まだまだ資格を取ったホルダーに過ぎず、今後もキャリコンの端くれとして名乗っていきたいなら自己研鑽はしていかなければならないなと思っています。

面接の逐語は面接直後の記憶が新鮮なうちに作っていました。その中で一つだけ、将来と現在を内省させるようなオープンクエスチョンを繰り出せていたので、もしかしたらそれがかなり展開に結び付いていたのかもしれません。自分では実感しづらいですが…
資格を今後どう活かしていくか
なんだかんだ挑戦してよかった。
昨年社労士試験に合格した後、どうしようかと思っていた時に挑戦を決めたキャリコン。年明けからの養成講座、養成講座終了後の有志とのロープレ練習の日々、論述試験の手ごたえのなさを感じながらの対策の日々…社労士の事務指定講習やバンド・セッションの仕込みを並行しながらやってきたので結構詰まりすぎていた半年でしたwそんな日々を経て合格できたからやっぱ、嬉しいんですよね。
自分自身のキャリアについてもより考えるようになりましたし、なんなら自分が自分へのキャリアコンサルタントになることもできるんだよなとも感じるようになりました。自己を内省する時は自分を客観視できるキャリコンが自分の中にいる感じです。
まだまだ駆け出しですがね…!
この感覚を持てたのは本当に受験を志してよかったなと。
大事なのはホルダーで終わらせず、今後も自己研鑽…
改めて合格できてめっちゃ嬉しいです。もともと不合格前提で過ごしていたので次の試験に向けて対策を続けていましたが、今後は有資格者として養成講座の後輩のロープレに付き合うなどして還元したいですし、何より自分がまだまだなので自己研鑽を続けていかねばと。
今後をより考えていかねばと思う日々です。国キャリ試験を通じて得た知識や技術をどう生かしていくか。

痴呆公務員なので雇用保険未加入なので試験合格したけど給付金もらえないのだけは許さん(もらえる人裏山)
それではまた。
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